ヘラルボニーと、日本航空株式会社(以下、JAL)は、8月1日より日本発国際線エコノミークラスの機内食「未来に残す機内 食“RED à table”」のスリーブ(紙帯)を皮切りに、異彩作家のアートで彩ります。これまで共創を続けてきたJALとヘラルボニーは、提携領域を航空運送事業における商品・サービスへと拡大し、誰もが輝ける社会の構築を目指します。
■取り組みの背景
JALとヘラルボニーは、互いの企業姿勢に共鳴し、これまで2度の共創に取り組んできました。本プロジェクトでは提携領域を航空事業へと拡大。日本発国際線エコノミークラスの機内食のスリーブを、ヘラルボニーと契約を結ぶ異彩作家のアートで彩ります。国際線の機内食から新たな取り組みを開始することで、国境や性別を超え、より多くのお客様にアートに触れていただく機会を創出し、旅をよりワクワクしたものにし、誰もが輝ける社会の構築を目指す思いを込めました。
■全12種類のアートが四季折々の食事に新たな彩りを
季節ごとに変わる機内食のメニューにあわせて、スリーブでも季節や路線ごとに異なるアートを採用。和食では四季を連想させるようなアート、洋食では食事に新たな楽しみを感じられるような色鮮やかなアートを採用しています。
また、異彩作家のアートで彩られたスリーブには、各作家のストーリーをご覧いただける2次元コードを掲載。異彩の裏側もお楽しみください。
■作家・作品紹介(一部抜粋)
作品名:「ワインとチーズを探してフランスの旅を満喫」

高田 扶美 / Fumi Takada
JOY俱楽部 アート部門 アトリエブラヴォ(福岡県)
1986年生まれ。最近は大きな作品にじっくりと取り組む機会が増えてきた。得意はスイーツや部屋、建物、洋服。繰り返し描かれるモチーフのエッフェル塔は彼女の乙女心にピッタリ。動物みんなが家族のような動物園が大好きで、生き物、動物が自然の中で気持ちよく過ごしている姿が描きたいとも言う。でも夢は嵐のステージの後ろで、絵を描くパフォーマンスをすること。とくに大野君と絵のコラボをしたいと思っている。
作品名:「Stream」

伊賀 敢男留 / Kaoru Iga
(東京都)
1988年、東京生まれ。2015年にアールブリュット立川に出展したことをきっかけに、以後毎年作品を発表している。自閉症のため会話は苦手、それでも人が好きで初めての人に会うことにも躊躇はない。また音楽も大好きで、20年間チェロを習っている。
作品名:「フラミンゴ」

新田 恵理 / Eri Nitta
JOY俱楽部 アート部門 アトリエブラヴォ(福岡県)
小さな頃から絵を描くのが好きだった彼女は、2012年にアトリエに通い始める。独特な「新田フォルム」にデフォルメされた生き物たちは、色鉛筆や水彩絵の具の色彩が入ると綺麗な鳴き声を奏でる。彼女にとって絵は他者と繋がるためのツール、口数の少ない彼女だが、自ら周囲にアドバイスを求め、作品を通して認められることに喜びを感じている。友人の優しい言葉に涙したり、手紙のやりとりを交わすなど、彼女の世界は日々広がっている。
■これまでの取り組みはこちらから

