GMT

JP

Online Store
News Release
25.Nov.2022

【FAV HOTEL 鹿児島中央×ヘラルボニー】誰もが安心して宿泊できるユニバーサルルームを導入

この度、霞ヶ関キャピタル株式会社が企画・開発し、2022年11月21日に開業する予定の「FAV HOTEL 鹿児島中央」において、車いすや高齢のお客様も安心してご利用いただけるユニバーサルルームを初導入いたします。1Fに位置し、他のタイプの部屋より広い洗い場や洗面所、ローテーブルではなくデスクを設置している点が特徴です。客室内にはヘラルボニーが契約するアーティストのアート作品を4点展示しており、お客様のホテルステイをさらに彩ります。個性豊かなアートの魅力に浸れる部屋となっています。

 

・『FAV HOTEL 鹿児島中央』公式サイトはこちら

https://fav-hotels.com/hotels/kagoshimachuo/

■FAV HOTEL 鹿児島中央 × ヘラルボニー

『FAV HOTEL 鹿児島中央』ユニバーサルルーム

『FAV HOTEL 鹿児島中央』ユニバーサルルーム

■作家・作品紹介

作家:中尾涼(Ryo Nakao)

作品:「タイトル不明」

在籍:やまなみ工房(滋賀県)
1998年生まれ 滋賀県在住 2017年から『やまなみ工房』に在籍 元々は紙を切って大好きな扇風機のプロペラ作っては眺めることが好きだった彼だが、職員の書く字を真似たり、窓に指で文字をなぞられたりする様子から、英字新聞をお渡しすると画用紙に模写されたことが絵画に取り組まれるきっかけとなった。英字の他数字の作品も多く、描かれるときは、一切の迷いや躊躇は無く、あっという間に描き終えられ、勢いや力強さが英字や数字の書体にも表れている。文字は色を変えて筆やペン、時には指を用いて何度も上からなぞられることが多く、より作品に深みをもたらしている。最近は文字だけでなく、人物や自分の好きなものを絵にされる作品も生まれ、クールな作風と合わせて彼独特の感性が作品にも反映されている。

作家:大路 裕也(Hiroya Oji)

作品:「モナリザ」

在籍:やまなみ工房(滋賀県)
1987年生まれ 三重県在住 2009年から『やまなみ工房』に在籍 音楽が流れるとリズムに合わせエアギターをかき鳴らし熱唱、車両が後退する際はオーバーアクションで誘導、休憩時には煙草を吸う仕草を真似て一服と、常に周囲を意識し自分自身を演出している彼の自己アピールの一つに作品制作がある。モチーフは人物や動物等、様々で雑誌や画集を見てそれを模写する。腕を組み、角度を変え構図を考える様も、一つ一つ丁寧に色を塗り重ねる筆使いもすべては彼の演出、彼の美学なのである。その美学から生まれる作品たちは、彼も予想がつかない全く別の色や形へと変化していく。

作家:三谷 由茉(Yuh Mitani)

作品:「りんごのブーケ」

在籍:アトリエブラヴォ(佐賀県)
1988年福岡市生まれ。日記の隅に描いていたキャラクターの絵が養護学校の先生の目にとまり、スペシャルオリンピックス日本・福岡のカレンダーにイラスト採用、絵画の仕事を志し翌年アトリエブラヴォに。色鉛筆画や淡い色の水彩画、鮮やかで太い線のアクリル画も描く、独特の形の捉え方が楽しいアーティスト。2015年(社福)夜須高原福祉村やすらぎ荘浴室に壁画制作、2016~7年4回に渡りリョーユーパンのパッケージに作品採用など、多くの人の目を楽しませている。

作家:岡部 志士(Yukihito Okabe)

作品:「Hoo!Hey!」

在籍:希望の園(三重県)
1994年生まれ。自閉症。クレヨンを塗って面を創り、色を消すようにニードルで削ってできたクレヨンのカスを集めて、粘土のようにして遊びながら作品を創る。最近ではボードやキャンバスに、クレヨンにポスターカラーを加え着色した面をニードルで削るといったように、制作方法にも幅がでてきている。実はその削りカスを集めてできたかたまり(本人はコロイチと呼んでいる)こそが本人にとって本当の作品であり、結果としてできた絵画はただの削り残したカスであり興味はない。

作家:Fumie Shimaoka

作品:「宇宙」

在籍:個人(大阪府)

幼い頃から、机に向い集中して手指を動かす作業が好きで、モンテッソーリ教室に楽しく通っていた。折り紙が得意なところを見込まれて、ホテルでナプキン等のリネンを畳む仕事に就き、余暇として習字やリリアン、編み物をしながら過ごしていた。そんな中、ある日突然、ダウン症の方に多い円錐角膜による症状のひとつである急性水腫を発症し、一時は失明も危惧されたが奇跡的に回復し、コンタクトレンズ治療によって視力を矯正できた後から、自ら手持ちの水性ペンで大胆に細やかな線画を描き始めた。彼女の作品の特徴は、独特の色彩感覚でコツコツとちいさなマルやセルを繋げ、好きなモノや想いを描く。当初は、モノクロの作品を描いていたが、次第にたくさんの色を持ち、形を変え、欠片は増殖していき徐々に現在の作風が確立されていった。高校卒業時の色紙に彼女が記した座右の銘は、「人生予期しないことが起こるからおもしろい」。現在は、作業所に通いながら、家族と夕食を囲んだ後のテーブルで、のんびりと創作活動を楽しむ毎日を過ごす。

作家:佐々木 早苗(Sanae Sasaki)

作品:「(無題)(丸)」

在籍:るんびにい美術館(岩手県)
絵画のみならず織り物、切り紙、刺繍など、いずれも緻密で色彩と構成の妙に富む様々な表現を生み出し続けている。彼女は一つの仕事に数か月から数年集中して取り組んだあと、不意にやめて別の仕事に移るのが常。2019年以降彼女が打ち込んでいるのは、丸く切り抜いた紙をいくつもの色で同心円状に彩色し、塗り終わった紙を壁に並べて貼っていくこと。

作家:小林覚(Satoru Kobayashi)

作品:「数字」

在籍:るんびにい美術館(岩手県)
よく見ると、いろいろな数字がつなげて描かれているのがわかる。小林は養護学校中等部の在学中に、日記も作文もすべての文字を独特の形にアレンジして書くようになった。 初め学校の先生も何とか直せないかと苦心したが、やがてこれを魅力的な造形表現ととらえることに切り替える。 これを転機に、彼の表現は多くの人に喜びを与えるアートとして羽ばたき始めた。彼の好きな音楽家はビリー・ジョエル、クイーン、井上陽水、スピッツ、THE BOOM。そして散歩が大好き。

 

協力企業|霞ヶ関キャピタル株式会社
公式サイト|https://kasumigaseki.co.jp/