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News Release
02.Oct.2024

ヘラルボニー、初めて”入居者がアートを選べる”賃貸住宅の取り組みを開始

共益費から毎月1,000円が障害のあるアーティストに支払われる新モデルを採用

株式会社ヘラルボニー(代表取締役Co-CEO:松⽥ 崇弥、松⽥ ⽂登、以下ヘラルボニー)は、2024年9月下旬より積水ハウス株式会社 川崎シャーメゾン支店が設計・施工した賃貸住宅「ロワゾ」において、物件のオーナー様が所有するヘラルボニー契約作家のアートで共用部を彩り、各住戸の居室には11名の作家による全29作品からアートパネルを選べるという仕組みを導入いたしました。また、共益費の一部1,000円をアート作品の使用料として、ヘラルボニーから契約アーティストにお支払いする、新しい賃貸住宅の取り組みを開始いたしました。

取り組みの背景

積水ハウス株式会社とヘラルボニーは2023年2月より、建設現場を守る仮囲いをキャンバスに見立て、期間限定のミュージアムと捉え直す地域活性型のアート×まちづくりプロジェクトとして「積水ハウス地域のアート展」や「WALL ART MUSEUM」を開催してきました。

本プロジェクトは、掲示されたアート使用料の一部をアーティストにお支払いするビジネスモデルに加え、鑑賞者が気に入った作品をその場ですぐにでも購入できるよう、アート作品毎に二次元コードを設置するなど、アーティストへ経済的なメリットを創出するための工夫も行ってきました。

左:「赤坂グリーンクロス」の仮囲い
右:「宮城教育大学学生寮新設工事」の仮囲い

これまでの取り組みを踏まえ、今回ヘラルボニーを通じて共益費の一部1,000円をアート作品の使用料として契約アーティストにお支払いする新モデルを採用した賃貸住宅の設計・施工に至りました。

また、新モデルを採用した賃貸住宅では、ヘラルボニー契約作家11名、全29作品の中から選べるアートパネルで彩った居室や、アートで彩られた共用部を通じて、色とりどりの個性を放つアート作品が暮らしの中に彩りを加えることによって、子どもから大人まで暮らす人々の感性を育むことで日々を豊かに過ごしてほしいという想いが込められています。

今回の取り組みについて

◾️毎月1,000円がアーティストに支払われる新しい賃貸住宅モデル

物件のオーナー様が所有する作家11名、全29作品のアートから居室のアートパネルが選べる「ロワゾ」では、賃貸居住者から共益費として毎月1,000円をいただき、ヘラルボニーを通じてアーティストにお支払いする取り組みとなっています。雇用契約に基づく就労が難しい知的障害や身体障害のある方の事業所で職業訓練に就くことを支援する制度で支払われる平均工賃は、月額17,031円*。住むこと、暮らすことで、社会を一歩進める取り組みとなります。

*就労継続支援B型の場合
出典元:厚生労働省 障害者の就労支援対策の状況(令和4年度)

◾️選べるアート作品でお部屋を彩り、感性を育む

「ロワゾ」では共用部のエントランス壁面がアートで彩られているだけでなく、各住戸の入居者が居室へ飾るアートパネルを自由に選び、空間を彩ることができます。アート作品はいつでも変更することができ、季節の移り変わりや、ちょっとした気分転換、お子さまの成長に合わせてなど、その時の暮らしに合うアートを選ぶことができます。暮らしの中でアートに触れることで、日々を豊かに彩ります。

左:共用部エントランス
右:各住戸の居室

作家・作品紹介

◾️共用部エントランスを彩るアート作品と作家

作家:小林 覚

◾️居室を彩るアートパネルのアート作品と作家たち

作家:肥後 深雪

作家:fuco:

作家:高橋 裕

作家:内山・K

作家:片平 俊夫

作家:松本 真由美

作家:田崎 飛鳥

作家:小林 泰寛

作家:福井 将宏

作家:衣笠 泰介

作家:GAMON