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16.Mar.2026

国際アートアワード「HERALBONY Art Prize 2026 Presented by 東京建物|Brillia」、グランプリはカー・ハン・ムイ氏《Zonder titel(無題)》に決定!

約3000点の応募作品の中からオランダ在住の作家がグランプリを受賞、そのほか審査員特別賞、企業賞も決定。

株式会社ヘラルボニー(以下、ヘラルボニー)が主催する国際アートアワード「HERALBONY Art Prize 2026 Presented by 東京建物|Brillia (ヘラルボニー・アート・プライズ ニーマルニーロク プレゼンティッド バイ トウキョウタテモノ ブリリア)」にて、応募作品総数2,943点の作品のなかから厳正な審査により、カー・ハン・ムイ氏の作品《Zonder titel(無題)》がグランプリを受賞しました。グランプリ作家のカー・ハン・ムイ氏には、創作活動を奨励する資金として賞金300万円が贈られるほか、ヘラルボニーと作家契約を締結し、今後さまざまなライセンス起用により国内外にその異彩を発信していきます。グランプリのほか、審査員特別賞(4名)企業賞(9名)も決定いたしました。

 

グランプリ作品、企業賞受賞作品、審査員特別賞受賞作品および最終審査選出作品を一堂に展示するアート展は、2026年5月30日(土)より、三井住友銀行東館 1階 アース・ガーデン(住所:東京都千代田区丸の内1-3-2)にて開催いたします。

 

■グランプリ 受賞作品

カー・ハン・ムイ(オランダ)

《Zonder titel(無題)》

制作年:2023

画材:色鉛筆、紙

サイズ:704×1030mm

 

作家プロフィール

カー・ハン・ムイ(オランダ)

Kar Hang Mui

 

絵を描くことに幼いころから関心を示し、寡黙ながらひたむきに制作に向き合うカー・ハンを、両親は温かく支えてきた。当初はパステルや絵の具を用いていたが、ほどなく、自身の制作スタイルには、色鉛筆がより適していることに気づく。描き続けるにつれて作品はさらに洗練され、徐々に抽象性を増していく。大きな白い紙の上に鋭く削った色鉛筆を用いて、幾層にも色を重ねる。何か月にもわたり、深い集中力とエネルギーをもって描き続けることで、作品は次第に鮮やかな輝きを帯びていく。そうして生み出された形象の連なりは、布地や絨毯、あるいは刺繍を思わせる趣を感じさせる。

 

審査員コメント

 

深いエメラルドグリーンを基調に、青緑や黄緑、くすんだオリーブの色層が幾重にも重なり、画面には水面をのぞき込むような静かな奥行きが生まれている。中央にゆるやかに弧を描く形態は、器の縁のようでもあり、地形の輪郭のようでもあり、見る者の記憶や感覚に静かに触れる。同時に、この作品は詩的で穏やかな印象をたたえながらも、形態の輪郭や色面の関係は驚くほどシャープでクリーンである。細かな線や点の反復は、遠くでかすかに響く音のようなリズムを生み、画面に精緻な秩序を与えている。静けさと明晰さが高い次元で共存する造形の強度を評価し、本作をグランプリに選出した。

黒澤 浩美(株式会社へラルボニーCAO)

 

カー・ハン・ムイの作品の大胆な構成には、一目で強く惹きつけられた。画面の下部は、円形と反復する渦巻きの有機的な集合体で満たされ、上三分の一は、線的なテクスチャーの力強いまとまりと暗色の帯状の層によって占められている。こうした要素の組み合わせは、形式的抽象への確かな感覚がうかがえると同時に、地図や考古学的図版を彷彿とさせる。緑がかった茶色と黒を基調とする色彩は、隠された構造を掘り起こし、その姿を地中からあらわにするような感覚をいっそう際立たせる。その印象は、オーストリア生まれの建築家・芸術家フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーによる、生物形態的な住宅建築や環境に配慮したデザインにも通じる。カー・ハン・ムイが提示する世界。それは庭園であり、ポータル(門)でもある。どこか人を惹きつけてやまない場所であり、私たちそれぞれの物語が展開していく舞台背景となる空間なのだ。

ハリエット・サーモン(米国 / サンフランシスコ)(Creativity Explored アート・パートナーシップ ディレクター)

 

■審査員特別賞 受賞作品

4名の審査員がそれぞれ独自の視点で作品を選出する賞です。

カミジョウ ミカ(日本)《イエローで白い黒の進化》(2025)/ 審査員:黒澤 浩美(株式会社へラルボニーCAO)

ルイス・フェリペ・ダビラ(コロンビア)《HACIA MI DESEO(私の欲望に向かって
)》(1988)/ 審査員: ハリエット・サーモン(米国 / サンフランシスコ)(Creativity Explored アート・パートナーシップ ディレクター)

オーシャン(アメリカ)《Time Got Away From Me 1(私から過ぎ去った時間 1)》(2025)/ 審査員:クラウス・メッヘライン(ドイツ/ミュンヘン)(EUWARDアーカイブおよびアトリエ・アウグスティヌム(アウグスティヌム財団)ディレクター兼キュレーター)

鳥山シュウ(日本)《つみかさなる》(2025)/ 審査員:日比野 克彦(アーティスト / 東京藝術大学長)

■企業賞 受賞作品

「企業賞」はプラチナパートナーの東京建物株式会社、ゴールドパートナーの株式会社三井住友フィナンシャルグループ、西村あさひ法律事務所・外国法共同事業、株式会社ジンズ、セイコーエプソン株式会社、株式会社サンゲツ、貝印株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、トヨタ自動車株式会社より授与されます。受賞した作品は、その企業のサービス・プロダクト・事業のいずれかに採用される予定です。企業賞をきっかけとしたコラボレーションを通じて、作家の異彩が発露する機会を創出して参ります。

 

時永 蒼生(日本)《20210425》(2021) / 東京建物|Brillia 賞

今村 聖(日本)《ぼくの食べた料理たち》(2024) / SMBCグループ 賞

二瓶 智仁(日本)《Deep into the Night〜サラダボウル〜》(2025) / 西村あさひ 賞

矢野 琴乃(日本)《パクチちゃん》(2025) / JINS 賞

中野 道人(日本)《Difference》(2025) / エプソン 賞

むろはら まい(日本)《いえいえ》(2025) / sangetsu 賞

レモコ-レイコ(日本)《重なる連なり、連なる重なり。》(2025) / 貝印 賞

KIYO(日本)《希望》(2025) / JR東日本 賞

Yuina(日本)《無題》(2024) / トヨタ自動車 賞

■パートナー企業に関するお知らせ

パートナー企業として、新たに、トヨタ自動車株式会社がゴールドパートナーとして参画いただくことが決定いたしました。

 

【PLATINUM PARTNER】

東京建物株式会社

 

【GOLD PARTNERS】

株式会社三井住友フィナンシャルグループ

西村あさひ法律事務所・外国法共同事業

株式会社ジンズ

セイコーエプソン株式会社

株式会社サンゲツ

貝印株式会社

東日本旅客鉄道株式会社

トヨタ自動車株式会社

 

【SILVER PARTNERS】

株式会社乃村工藝社

株式会社パイロットコーポレーション

アビームコンサルティング株式会社

株式会社LIXIL

 

【MEDIA PARTNER】

株式会社ヒット

株式会社ハースト婦人画報社

株式会社ニッポン放送

株式会社ニューステクノロジー

 

【PR / EVENT PARTNER】

株式会社サニーサイドアップ

■展覧会概要

受賞者及びファイナリストの作品が一堂に集結する展覧会の開催を予定しています。

 

会期:2026年5月30日(土)〜6月27日(土)

会場:三井住友銀行東館 1階アース・ガーデン(東京都千代田区丸の内1-3-2)

主催:株式会社ヘラルボニー

展覧会「HERALBONY Art Prize 2025 Exhibition Presented by 東京建物|Brillia」撮影:鈴木 穣蔵

特設ウェブサイト

日版:https://artprize.heralbony.jp/

英版:https://artprize.heralbony.jp/en/