株式会社ヘラルボニー(以下、ヘラルボニー)と、東海旅客鉄道株式会社(以下、JR東海)は、東海道新幹線 東京駅構内を異彩作家が描くアートで装飾することで、多様なお客さまに旅を楽しんでいただくことのメッセージを発信するとともに、東京駅をご利用されるお客さまの旅に彩りを添えます。期間は2023年6月15日(木)から約1年間を予定しています。
[八重洲中央口きっぷうりば] |
■背景
このプロジェクトは、JR東海における、社員の自由な発想から生み出された新規施策を実現化する「施策コンペティション」にて採択され実現にいたりました。
駅を利用する全てのお客さまの、旅の快適性や利便性の向上を目指すJR東海が、福祉を起点に新たな文化の創造を目指すヘラルボニーに共感し、企画を推進してきました。
『旅のはじまりに彩りを。』をコンセプトに掲げ、多くの方々が旅の出発点とする東京駅をヘラルボニーと契約を結ぶ異彩作家が描いたアートで装飾しました。スロープ部分には、歩くたびにワクワクするような、絶対にこの場所を通らないであろう多様な動物たちの足跡があしらわれたデザインを起用しています。このプロジェクトを通して多様なお客さまの旅に彩りを添えたいという思いを表現しております。
[東海道新幹線八重洲中央南口改札内 スロープ] |
■概要
実施期間: | 2023年6月15日(木)から約1年間(予定) |
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実施場所: | 東海道新幹線 東京駅(東京都千代田区丸の内1-9-1) |
実施箇所: | 八重洲中央口きっぷうりば ※改札内に入るには、乗車券類または入場券の購入が必要です。 |
■コピー全文
旅のはじまりとなる駅を彩りたい。
JR東海は、福祉実験ユニット ヘラルボニーと共に
知的障害がある作家の個性豊かな、異彩を放つアート作品で
旅のはじまりとなる駅を彩りました。
アート作品は、皆さまの旅がより晴れやかなものになってほしい、
という思いを込めて、私たち東京駅の社員が選びました。
JR東海とヘラルボニーは、旅をするすべての方に
彩りを添えられるよう、挑戦しています。
旅のはじまりに彩りを。
To make the beginning of your journey colorful.
JR Central collaborated with the welfare experimental unit “Heralbony” to embellish the starting station of journeys with unique and vibrant art pieces created by neurodivergent artists.
These art pieces were selected by Tokyo Station employees, with the intention of making your travels even more delightful.
JR Central and Heralbony are dedicated to enriching the journeys of all travelers.
JR Central presents vibrant colors to the beginning of your journey.
■作家・作品紹介
作品名:「(無題)(家)」
作家:八重樫 季良
在籍:るんびにい美術館(岩手県)
一見抽象的な幾何学パターンを描いたように見える絵だが、それが独自のアレンジによって描かれた建築物だと知ったら多くの人が驚くだろう。 この表現様式を八重樫は子どもの頃、誰に習うことなく独創によって生み出し、以来半世紀余りにわたってこのただ一つのスタイルで創作し続けてきた。その作品数はおそらく数千点に及ぶと思われる。
作品名:「タムタムドット」
作家:郁美
在籍:多夢多夢舎中山工房(宮城県)
たくさんの人とコラボするのが好きで、ダンス、朗読、コラージュなどを行う。2015年、素材としてのトワル(服)に出会う。2016年5月よりトワル作品「雨」に取り組んで以来毎日、フェルトを丸い形に切り、トワルに貼ることを続けている。ワークショップに出向いた際に、道を間違えたスタッフにツッコミを入れるのは彼女の役目。好きな武将は「多すぎて選べない」。趣味は読書(歴史関係)。
■ヘラルボニーStaff・協力パートナー
Business Produce:泉雄太(ヘラルボニー)
Creative Planner:朴里奈(ヘラルボニー)、大門倫子(ヘラルボニー)
株式会社乃村工藝社、セントラル画材株式会社、株式会社De_sign Bolt
株式会社 Birgo-Design、竹田 芳幸(コピーライター)