
株式会社ヘラルボニーは、4月22日より横浜市中区のニュースパーク(日本新聞博物館)にて、人権や多様性に関する報道や広告の歴史と現在の取り組みを紹介する企画展「多様性 メディアが変えたもの、メディアを変えたもの」に岩手日報社との取り組みである「#CAREVOTE」が展示されます。
「#CAREVOTE」は2022年7月の参議院選挙にあわせ、知的障害のある人の投票における課題を可視化し、選挙に参加しやすい環境をつくるためのアクションです。当時、岩手日報朝刊別刷にて、知的障害のある人とその家族が選挙に参加しやすい環境づくりを補助する「やさしい投票ガイド」を公開いたしました。
企画展「多様性 メディアが変えたもの、メディアを変えたもの」について

様々な分野で「多様性(ダイバーシティー)」を推進しようとする取り組み「DE&I」が進んでいます。新聞・放送・通信社は、社会の中の差別などを問題提起し、その撤廃を報道や事業活動を通じて訴えてきました。制度整備につながった事例も多くあります。
一方で、メディアの中の多様性は、なかなか進んでいないと内外から指摘されています。それでも、女性記者(社員)の増加や若い世代の意識の変化などによって、新しい視点での活動は増えています。
SDGsの機運が高まり、Z世代をはじめ、新しい学習指導要領で多様性教育を受ける世代が社会に出ていくいま、「多様性」をキーワードに、「メディアが変えてきたもの」と「メディアを変えてきたもの」を時代の変化とともに振り返ります。メディアと人々の新しい関係を探りながら、未来の議論につなげていきます。展示資料は約300点です。ホワイエでは、2023年の国際女性デー報道を展示する予定です。また、関連イベントも開催します。
■開催概要
日時:2023年4月22日(土)~8月20日(日)
開館時間:午前10時~午後5時(最終入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(祝日・振替休日の場合は次の平日)
会場:ニュースパーク(日本新聞博物館)2階企画展示室
住所:〒231-8311 神奈川県横浜市中区日本大通11 横浜情報文化センター
■CAREVOTEについて
知的障害のある人の投票における課題を可視化し、選挙に参加しやすい環境をつくるアクション「#CAREVOTE」。アクションの一環として、7月8日の岩手日報朝刊別刷にて、知的障害のある人とその家族が選挙に参加しやすい環境づくりを補助する「やさしい投票ガイド」を公開。本ガイドは、知的障害のある人に向けたわかりやすい文章や表現に関して一般社団法人スローコミュニケーションの監修のもと作成しており、PDF版も特設Webサイトよりダウンロードいただけます。