
6月3日(土)から岩手県盛岡市にあるHERALBONY GALLERYにて「HERALBONY BULE展」を開催します。この展示では「ブランドペーパー」(※)と位置づけられたパッケージやショッパーなどのアイテムとともに、HERALBONYのデザインのルーツを紐解きます。イタリア・ミラノで行われている世界最大級の国際デザインコンペティション「A’ Design Award & Competition 2022-2023」(※)の受賞を記念して、東京、大阪に続き、本社がある岩手県盛岡市でも開催が決定いたしました。
検索しても出てこない魔法の言葉「HERALBONY」(ヘラルボニー) は、知的障害がある両代表の兄・松田翔太が7歳の頃に自由帳に記した謎の言葉。最初こそ意味のない言葉だったが、ある日「それは馬である」と伝えたことから、HERALBONYは馬がモチーフになった。
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「HERALBONY」「HERAL”PONY”」?
松田翔太の小学校時代の自由帳に頻繁に登場していた謎の言葉、「ヘラルボニー」。
「どういう意味?」と聞くと、
「わかんない!」と即答。
しかし2019年、激震が走る。
「どういう意味?」と聞くと、
「馬!」と即答。
結果、ロゴマークは「馬」をモチーフに。
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参考:https://twitter.com/heralbony/status/1345340412664238081 |
また、ロゴタイプは彼が日々を綴った日記帳の筆跡から着想したデザイン。文字をつなげて書くという強いこだわりから生じる独特のフォルムをベースに設計し、エレガントに表現した。デザインコンセプトに両代表の兄の存在を残し、共にブランドを育てていきたいという願いをこめた。

■ブランドコンセプトに基づく世界観の確立
ヘラルボニーは、アートライフスタイルブランド「HERALBONY」を確立するために、デザインチームPaper Paradeと共に、ブランドの「色」とブランドペーパー(※)の「素材」を決定。色は自閉症・発達障害啓発のシンボルカラーであり、癒し、希望を意味する「ブルー」に。素材は、アートという上質さを顧客に伝えられる「質感」を兼ね備えた紙として、竹尾の「ビオトープGA-FS マゼランブルー」を使用。

※「ブランドペーパー」とは
ブランドペーパーは、Paper Paradeが提唱している概念。ある特定の紙をコーポレートカラー(=ブランドペーパー)と定め、その紙が持つ色や風合いからブランドの世界観を構築する、Paper Parade独自のブランディング方法。ブランドそのものを大切にしたり、好きでい続けてもらえるような体験をブランドペーパーでつくることにつながるという考えに基づく。
※「A’ Design Award & Competition 2022-2023」とは
イタリア・ミラノで行われた世界最大級の国際デザインコンペティション「A’ Design Award & Competition 2023」(エーダッシュデザインアワード&コンペティション2023)
ヘラルボニーのパッケージングは、ブランドコンセプトに基づいた一貫した世界観が評価され、パッケージングデザイン賞部門でシルバーデザイン賞を受賞。
https://competition.adesignaward.com/gooddesign.php?ID=145156

■展示について
会期: 2023年6月3日(土)〜7月16日(日)11:00〜18:00
会場: HERALBONY GALLERY 岩手県盛岡市開運橋通2-38-4F
入館料: 無料
HERALBONY BULEの歴史をパッケージや、ショッパーといった実物の展示とともに紐解きます。

■ Paper Parade(ペーパーパレード)
アートディレクター 守田篤史と、タイプデザイナー 和田由里子によるデザインチーム。デジタルとフィジカルの境界を横断しながら「紙や印刷の新しい価値を生み出す」ことをテーマに、紙、印刷、素材の価値観を変えるようなデザインを追求しているHERALBONYのブランドブック、ショッパー、パッケージなどあらゆるブランドアイテムに展開し、数多くのお客さまとHERALBONYを繋いできたブランドペーパーのアートディレクションを行う。
WEBサイト:https://paperparade.tokyo/